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松藤 直

サプール


福岡県柳川市の美容室

ENOUGH(イナフ)のブログ

ブログをご覧の皆さまどーも僕です。

サプールってご存知でしょうか?


コンゴにあるファッションの一種、サップ(SAPE)。

SAPEとは、フランス語で「お洒落な優雅な紳士たち」という意味の

「Société des ambianceurs et des personnes élégantes」の頭文字を取ったもの。 そんなサップを楽しむ人々を、サプール(Sapeur)と呼ぶのです

1880年から1960年コンゴ共和国はフランスの植民地でした。

そしてフランスのエレガントで洗練された着こなしに憧れたコンゴの人々が

サップを始めたと言われています。

サプールはみんなの憧れの的。

ビシッときめたサプールが通れば「よっ!かっこいいぞ!」「○○!決まってるぞ!」

などとはやし立てます。(みんなのアイドルなので名前も周知) そしてサプールはそんな声援に応えるように自慢のステップを披露するのです。

お父さんがサプールでもその子供はまったく普通の暮らしをしている場合もあります。

それでも子供たちはサプールとしてお洒落をして街を練り歩くお父さんに憧れ、

自分もいつかサプールになるんだとファッションへの興味を抱いていくそうです

そしてこのサプール;は決して裕福な人たちではありません。

多くのサプールは貧しい暮らしを送りながら、

給料の5ヶ月分ほどもする一流ブランドのを福を買い、自分を着飾っているのです。


世界中の一流ブランドのスーツに帽子と葉巻やパイプ、ステッキなどの小道具とともに街に繰り出し、

舗装もされていない赤茶けた土の道と、今にも崩れそうな建物を背景としてディオールやアルマーニ、

ゴルチエなどの高級スーツに身を包んだ黒人たちが優雅に佇む姿はあまりのシュールさと想像を超える

クールさに映画の中の世界なのではないかと見紛うばかりの光景であり、目がくらむ程に。

書籍化もされていますよ^^

決して国の経済状況は良くなく内戦も頻繁に起きているコンゴのサプールたちを

見ているとファッションとは何なのかを考えさせられます。

景気が落ち込みファッションにお金を誰もが使いにくくなりました。

そしてファッション界全体がファストファッションに溢れ、各雑誌やメディアはこぞって

お手ごろ感やお手軽感のあるチープなファッションを掲載し、ファストファッションのみの

着回し特集などを打ち出して来ました。

いつしかそれに慣れて

「安いしそれでいい。」

「高いのなんてもったいない。」

「高級ブランド買うなんて見栄っ張りだ。」

「ファッションにお金を使うのなんて馬鹿だなー。」

という考えが普通になっていきました。

僕が言いたいのは決してお金がないのにサプールのようなことをしたほうがいいと

言っているわけではありません。

ただもっと純粋に本物に触れ、ファッションを楽しむことを忘れちゃいけないなと。

オシャレをすることで自分の気持ちを上げてまた明日からの活力に変えることが

なんとなく忘れ去られてるんではないかなと。

皆さまも一度はありませんか?

あこがれのブランドをお金を貯めて買って、そのブランドに合うコーディネートを

色々と考える日々。

その日々は楽しかったですよね?

もっとおしゃれを年代問わず楽しみましょう!

そんなお手伝いをENOUGHが出来たらと思います。

ではまた!!

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